ハーレクイン・ロマンス |
■ アンダルシアの誘惑 (R−1940)
更新日:2006/03/09(Thu) 00:42 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ダイアナ・ハミルトン] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
ロージーは壮大な館の前に立っていた。数ヶ月前に亡くなった母から、館の主人マーカすが本当の父であると聞かされた。せめて母の愛した人に一目でも会いたい。その一新で家政婦として館に住み込むことにしたのだ。所がマーカスは仕事でスペインに滞在中だと知り、慣れない床掃除をしながらロージーは思わずすすり泣いてしまう。「君はロージーだね」優しい声に振り向くと目があったのは魅力的なグレーの瞳の男性セバスチャンがいた。 |
アンダルシアの誘惑ハーレクイン・ロマンス |
■ ガラスの靴 (R-556)
更新日:2006/09/10(Sun) 23:43 |
[本のタイトル:カ(ガ)] [作者名別:キャロル・モーティマー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] [傾向:ボス秘書] |
君は母を見失ってしまったのか、長旅を終えたばかりの六十歳の老婦人を! 怒り狂うリードを前にダーシィは返す言葉もなく身をすくませた。 リードの秘書をしているダーシィは十年ぶりにロンドンを訪れた彼の母親モードを迎えに空港へ行った。確かにモードに会えたのだが、オフィスに戻る途中で、彼女は忽然と消えてしまった。ちょっと目を離した隙に。 リードはなおも怒鳴り続けている。絶望だわ──彼はもう決して私を求めたりしないわ。 ダーシィはずっとリードへの熱い思いを胸に秘めてきたのだったが。 |
怒っているのさえなければヒーローはヒロインのことが好きらしいというのが、ほんのり読み取れます。この後、企業秘密が家族から漏洩しているらしいので調査のためにと家族の元へヒロインを恋人と偽って連れて行くヒーロー。ヒロインへ贈った誕生日プレゼントのユニコーンの首飾りを見て家族はふたりの仲を納得。(以下ネタばれ)実はヒーローはかねてからユニコーンモノコレクターだったのでした。ヒロインは気が付かないうちに所有印(?)をつけられていたのですね〜v 秘書として働く7ヶ月の最初っからヒーローは彼女に目をつけていたのですが、ヒロインが過去にトラウマを抱えている気配を感じ、ゆっくり行こうとしたヒーロー。 ……は、かっこいいのですが、その間にオフィスにGF来たりする機会があったって戦略的にまずくないですか? 元彼のトラウマありそうと思っている子に対してすることですかね? 他にもヒーローには今ひとつ戦略的に間抜けな部分が見え隠れ(笑) そこをヘタレと取るか、抜けててカワイイと取るか、(私は結構好きでしたが)どちらにしろ、このユニコーンコレクターエピソードで最後に株を上げました♪ |
■ 愛と言わない理由
更新日:2006/02/16(Thu) 04:19 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:リン・グレアム] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
大企業の御曹司ラファエロと、その庭師の娘グローリー。5年前若かった二人は身分の差など気にせずに付き合い始めた。それを快く思わないラファエロの父はグローリーの父を解雇すると脅して彼女を屋敷から追い出した。事情を知らないラファエロは裏切られたと思って彼女を憎んだ。そして今日、グローリーは不本意ながらラファエロの元を訪れた。彼の屋敷で弟がしでかした不始末をわびるため、更にそれを父が隠そうとしたことの釈明をするために。 |
愛と言わない理由ハーレクイン・ロマンス (R1818) |
■ 愛ゆえに別れて (R−1269)
更新日:2006/12/11(Mon) 18:10 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ヘレン・ブルックス] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
こうするしかなかった、彼を愛しているから。どちらにしても彼を傷つけることはわかっていた。でも、この方がまだ傷は浅い──わたしを忘れるほうが。 信じられないくらい幸せな結婚からわずか数ヶ月で、自分の恐ろしい運命を知ろうとは、エイミーは思いもしなかった。悲惨な未来に、愛する夫ブレードを巻き込むことは出来ないと何も告げずに彼の元を去って。早三ヶ月。運命の残酷さを重うと押しつぶされてしまいそうになるけれど、静かな田舎町でのつつましい暮らしは、ささやかな安らぎをくれた。 だが、ブレードは彼女を見つけ出した。彼はエイミーの前に姿を現した、復讐に燃えた瞳で…… |
不治の病ネタ。ヒーローは妻が不倫の末家出と思いこみ、傷心のあまり怒り心頭で彼女を追いかける。ヒロインは最初誤解だと言おうとしたが、その理由で彼が引き下がってくれるならと否定はしない。 ヒーローは彼女の態度に不信を覚え、長期休暇を取って彼女の居る村に滞在。彼女は周囲の誰にも病気のことを言わないで耐える。 まあ、でも最後は、不治の病ではないオチ、なんですが(HQだし(笑)) ヒーローヒロインは燃え上がった恋の末結婚したので、話し合いの余地というか信頼関係が今ひとつでした。だからこんなややこしい話になるんだよね〜と頭のどこかで思いつつ、ヒロインの心情にどきどきしながら読んでいました。切なさのテンション(?)が高めで、面白かったです。 だけどさ〜、正直一言言わせて貰うと 世の中にはセカンドオピニオンという言葉があるんだよ? (いや、それ言ったらこの話成立しなくなるけどさ) いくら姉が遺伝性の年令と共に発症して進行する病気だっていったって、死にたくなきゃ、まだ発症していない今のうちになんとか出来ないのか、医者に行って足掻いてみるとか聞いてみるとか、しようよ? つーか、普通そうするんじゃない? せめて、発症までの残された時間を聞くとか。姉の症状を記したカルテを見て、運命決定とするのは、あまりにも潔すぎではないですか? などと、「面白かったです」と書いている割に、どうしてもツッコミを入れられずにはいられない私なのでありました(苦笑) 愛ゆえに別れて(R-1269) |
■ 愛を試す一週間 (R−2058)
更新日:2006/03/15(Wed) 17:25 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
一週間だけでいい。あなたの愛を試したい。シドニーの高級宝石店に勤める美貌の販売員タラは、ホテル王のマックスに見そめられベッドをともにした。一年がたち、二人は関係を続けているものの、最近のタラは恋人というより愛人に近い。仕事で世界じゅうを飛び回るマックスはあまりシドニーに戻らず、たまに会ってもホテルのベッドで過ごすだけだ。彼は将来の約束も口にしない。二人の関係はこれからどうなるのかしら。胸に不安がめばえ始めたのと時を同じくして、タラは彼の子を身ごもっていることに気づいた。 |
最初の二人の関係が描かれている辺りはミランダ・リーっぽかった。ヒーローもなんだかんだ言ってヒロインにべた惚れで○。このタイトルの1週間の辺り、ヒーローにとって自分を見つめ直す大事な時間だったけど、(ヒロインにとっても今後ヒーローと暮らせるか見極めるのに大事だったかも知れないけど)ここまでしてくれるヒーローいないよ。人によっては「ヒロインその要求はやりすぎだろ」と思われるかも知れません。 愛を試す一週間ハーレクイン・ロマンス |
■ 愛を捨てた理由 (R−2087)
更新日:2006/04/15(Sat) 17:45 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ペニー・ジョーダン] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] [傾向:元鞘(夫婦・恋人)] |
新社長の姿を見て、ケイトはわが目を疑った。五年前、残酷にも、ほかに女性ができたと告げて彼女のもとを去った元夫のショーンだったのだ。今でも心は血を流しているというのに、彼の下で働くことなどできないわ!ケイトはその日のうちに退職願を出して帰宅したが、ショーンはなぜか家にまで押しかけてきた。「昔のことを何も覚えていなというのか?」彼はそう言うと、いきなりケイトを抱き寄せた。 |
タイトルにもなっているヒーローがヒロインとの「愛を捨てた理由」は、ほぼネタばれのようにあちこちで語られているのですが、自分が想像していた理由(不治の病)とはちょっと違っていました。 しかし、かなりの理由ではありますが、再会したヒロインを端から信じないというのもな〜というか、信じたくないんだったら他の病院へ行けって。(そこがプライドが高くて出来ないのか)ヒロインもヒーローに誤解されていると判った時点でもっと強く言い返すなり出来ると思うんだけど。まあ、ヒロインの取った最後の手段は良かったですよね。しかしそこまで苦労したのにヒーロー逆ギレ…… えー。 先が気になるどきどきする話で一気に楽しんで読みましたが、読後、設定にツッコミを入れたくなった話でもありました(笑) 愛を捨てた理由ハーレクイン・ロマンス |
■ 欺かれた夜 (R−2112)
更新日:2006/12/11(Mon) 18:05 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ダイアナ・ハミルトン] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
ソフィーは住む家を失い、友人宅に身を寄せるため雨の中を歩いていた。足を滑らせ排水溝に落ちたところを、車に轢かれそうになる。だがソフィーの不運はそれだけでは終わらなかった。車から降りてきた人物は、かつて愛した男性エットーレだったのだ。彼の姉の家で子守りとして働いていたソフィーを、彼は婚約者のある身でありながら誘惑し、そのあげく宝石を盗んだと濡れ衣を着せ、追い出したのだった。相変わらず狂おしいほどにハンサムな彼は、軽蔑もあらわに言い放った。「こんなうらぶれた姿で排水溝にいるとは、まったくお似合いだな」そしてソフィーが抵抗するのも構わず、むりやり車に乗せた。 |
ぶっちゃけあらすじ部分まで読んでの最初の印象、「これパクリ?」(爆)←違うんですが、 “ぼろぼろ乳母車に赤ん坊、住むところに困っているヒロインが昔の知り合いヒーローに車でひかれそうに。”ってリンの作品であったよね? しかも、どの作者の作品だったか忘れたけど、“雨の中、お手伝いさんが主人にセクハラにあって逃げるように飛び出し、奥さんの弟に車で拾われる”、という作品も昔見掛けたような〜(どれだっけ?) そんな覚えがあったので、今年の5月20日刊のくせに妙に懐かしく読み進め……。 ヒーローとヒロインがラブラブの時、ヒーローには家同士暗黙の了解の婚約者が居たのですか。はあ、ヒロインはその婚約者のダイヤを盗んだと言われて子守を辞めさせられたのですか。はあ、そのことを斡旋所にチクられて仕事貰えなくなったんですか。 と、お約束に次ぐお約束な展開。ヒーローもヒロインの苦しんでいる顔を見ると罪悪感と、裏切られた思いに苦しむのですか。友人だと言っている男に嫉妬するのですか。 そんな、ああ、懐かしい本……! と思った1冊でした。いや、面白かったですよ? なんか色々な本のエピソード足してその数で割ったような印象が拭えなかっただけで(爆) 欺かれた夜(R−2112) |
■ 結婚という名のビジネス 求む、妻3 (R−2143)
更新日:2006/11/20(Mon) 07:56 |
[本のタイトル:ケ(ゲ)] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] [傾向:契約結婚] |
結婚相手紹介会社〈求む、妻〉を営むナタリーのもとに、ある日、新しい客が訪れた。会社経営者なのに兵士のように見えるその男性マイクは、一カ月後には結婚していたいという。仕事に必要な便宜上の結婚であり、すぐに離婚するつもりだとも。偽りの結婚に相手は紹介できない。ナタリーは断ったが、マイクは、花嫁への報酬として二百万ドルを提示してきた。そんな大金があったら、両親の借金を返済してあげられるのに…。ナタリーは気がつくと、自分でも信じられないことを口走っていた。「わたしではどうかしら?」。 |
三部作全部読んでいますが、1、2作目でずけずけものを言う女性にはモテるが結婚嫌いないつも革ジャン+ジーンズの独学で一財産築いた天才的プログラマーと描かれていた彼がヒーロー。 ぶしつけでオタク、というと結構外見ではなく中身勝負なイメージがあるのですが、そこはやはりミランダ・リー。長身短髪危険な印象、軍人上がりと見まごうような肉体派で手放しでハンサムという訳でないけれど(それは2作目ヒーローだ<誰がみてもハンサム)男らしいセクシーな感じらしいです。それが、以前の恋愛の失敗から男性に対して頑なな態度&服装をしているヒロインに対して、(契約結婚するからには)服装はこんな感じでとか、もっと生活にときめきみたいなのがあった方がもてたんじゃないのかとか、ずけずけ言っています(笑) いや、お前はファッション評論家か!とヒロインじゃなくともツッコミ入れたいような。 女性服や髪型に対するセンスがあってジムで鍛えまくっていて、女性をとっかえひっかえしているテクニシャンで、仕事中毒なコンピューターオタクって……なんか違う……違うよ…… もっとオタクって可愛いモンよね? と思いつつ。 ストーリーは意外に淡々と(ラブシーンはHOTでしたが)していてもう少しページ数があった方が心の葛藤とかが読めて良かったのでは、と思いました。前2冊読み返さないとなんともいえませんが、多分2冊目が一番この作者っぽかったし、良かったと思います。 結婚という名のビジネス 求む、妻3 |
■ 侯爵夫人と呼ばれて (R−2116)
更新日:2006/12/11(Mon) 07:07 |
[本のタイトル:コ(ゴ)] [作者名別:リン・グレアム] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] [傾向:契約結婚] |
ソフィーはトレーラーハウスの清掃や内職をしながら、姉が遺した幼い娘を必死に育てている。ある日、姉の亡夫の兄、アントニオ・ロチャ侯爵が訪ねてきた。子供の存在を知り、一族に迎えたいというのだ。彼とは姉の結婚式に出席したときスペインで出会った。お互い、たちまち恋に落ちたと思っていたのに、なぜかふしだらな女と誤解され、あっけなく終わった。そして今、アントニオは、姪を渡すつもりのないソフィーに便宜上の結婚を申し出た。夫の自由が保証されるという、屈辱的な結婚を…。 |
06/6/20刊。 む〜。なんだろう、リンヒーローにしては反省するのが早いんですよね…… こう、いつもだと勝手な解釈の上に誤解に次ぐ誤解、しかもヒロインまで火に油を注ぐような態度ばっかりとっちゃってぇ〜と、イライラ×2、でも色々なことが起こってぐいぐいストーリーを引っ張ってゆくって感じですが、最近の作品って傲慢度落ちていません? いや、傲慢なヒーローが好きという訳ではないのですが、リン作品ってそんなしょーもねーヒーローにツッコミ入れながら読むのが快感というかなんというか。←こういうリン作品マニアな人にはちょっと物足りないかも知れませんね〜 キツいこと言った後、あっちょっと言い過ぎたかな〜ってすぐ反省。リンのヒーローのくせに反省するなんて! (どういう見方してるんですか) でもヒロインが口答えするとついまた言っちゃうのはお約束。 昔と違ってめろラブ男性視点が多めになってきたから傲慢度が落ちたように感じるのかな〜 ヒーローが爵位持ちなので、ヒーローおばあちゃんがイジワル子かと思ったら全然そうでもなし。むしろヒロインの味方だし。(いいのか? 侯爵家に平民の血が混ざっちゃって。つーかこの彼、爵位を持っているっぽくみえませんが)ヒロインも理解に苦しむ行動をそんなにはとったりもせず(笑)普通の世間知らずな健気系ヒロインでした。 可もなく不可もなくという感じです。 正直最近の作品よりも昔のがリンを読んだ〜〜〜という感じがするのは否めませんね。時代の変化ってヤツかしら。←でも読むんだろうけど。 侯爵夫人と呼ばれて |
■ 週末は夢のように (R-2097)
更新日:2006/09/10(Sun) 23:14 |
[本のタイトル:シ(ジ)] [作者名別:エマ・ダーシー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
愛車を運転していたアンジーは、目の前の看板広告を見て、急ブレーキを踏んだ。そこに写る巨大な顔写真は、紛れもなく彼女だったのだ。しかも、“恋人募集!セクシーエンジェル”と書いてある。訳がわからず動揺しつつも、アンジーは商談の場へと急いだ。相手は不動産王のヒューゴ・フルブライトだ。アンジーが自己紹介をすませるなり、彼はきいた。「アンジーというのは、“エンジェル”の短縮形かな?」広告を見たのね!頬を染めた彼女に、ヒューゴは追い討ちをかけた。「この週末を東京で一緒に過ごさないか、僕のエンジェル?」。 |
日本の描写が出てくる作品ってたまにありますが、今まで読んだどの作品よりもまとも(笑) 白い建物が多い町とかサングラスより日傘を愛用している人が多いとか帝国ホテルの朝食ビュッフェは盛りだくさん(笑)とか、ああ、海外の人から見た日本ってこうなんだ〜と素直に感じました。これだったら、読んだ人が日本に行ってみたいなあと思ってくれそうですよね♪ 内容としてはヒーローが、よかったなあ……v 実力で金持ちになって、親にも家買ってあげて、今までの女性の付き合いも自分なりのルールがあって、ヒロインにめろめろになったのを隠そうともしない。自分が間違えたときにはちゃんと謝罪出来るし、強引なところはあれど傲慢じゃない。ラブシーンのもったいぶった感じの台詞が実に官能的でした。ミランダ・リーに近い感じでこういうのは好みかも。うん、ハーレクインロマンスというシリーズ名にぴったりのヒーローでした。 最後の行き違いではちょっとバカやっちゃったものの、すぐに謝罪しようと考えるし、まあ、あらすじで想像つくような(ロクサナ・セントクレアの君がくれたメッセージのような)プロポーズシーンでした。 ヒロインの友人(自分を広告にするつもりだった)やヒーローの運転手兼執事のジェームズもいい味出していました。特に執事、同性愛者ですが若いのにヒーローを心から尊敬し、ヒロインもヒーローの相手として好きになり、料理やファッション、芸術への造詣まで……出来杉君ですあなた! 週末は夢のようにハーレクイン・ロマンス |
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■シリーズ名 |