ミランダ・リー |
■ 愛を試す一週間 (R−2058)
更新日:2006/03/15(Wed) 17:25 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
一週間だけでいい。あなたの愛を試したい。シドニーの高級宝石店に勤める美貌の販売員タラは、ホテル王のマックスに見そめられベッドをともにした。一年がたち、二人は関係を続けているものの、最近のタラは恋人というより愛人に近い。仕事で世界じゅうを飛び回るマックスはあまりシドニーに戻らず、たまに会ってもホテルのベッドで過ごすだけだ。彼は将来の約束も口にしない。二人の関係はこれからどうなるのかしら。胸に不安がめばえ始めたのと時を同じくして、タラは彼の子を身ごもっていることに気づいた。 |
最初の二人の関係が描かれている辺りはミランダ・リーっぽかった。ヒーローもなんだかんだ言ってヒロインにべた惚れで○。このタイトルの1週間の辺り、ヒーローにとって自分を見つめ直す大事な時間だったけど、(ヒロインにとっても今後ヒーローと暮らせるか見極めるのに大事だったかも知れないけど)ここまでしてくれるヒーローいないよ。人によっては「ヒロインその要求はやりすぎだろ」と思われるかも知れません。 愛を試す一週間ハーレクイン・ロマンス |
■ 噂のブロンド娘
更新日:2006/02/16(Thu) 03:42 |
[本のタイトル:ウ(ウェ)] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・イマージュ] |
抜群のプロポーション、ブロンドの長い髪、ブリジッド・バルドー風のすねたような唇。 男性の目を惹きつけてしまう用紙が、セリーナには悩みの種だった。近付いてくる男たちは、外見から勝手に決めつけて、彼女を気軽に遊べる相手としか見ない。ウェイトレスとして働くレストランで偶然再会したアーロンも青い目を細め、セリーナの全身に視線を這わせた。ハイスクール時代の憧れの人も他の男たちと同類だったの?十七才のダンスパーティの夜、少年たちに襲われたところを駆けつけたアーロンが救ったのだった。あれから十一年。相変わらず本当の私を見つめてくれる人は居ない。 |
噂のブロンド娘ハーレクイン・クラシックス |
■ 結婚という名のビジネス 求む、妻3 (R−2143)
更新日:2006/11/20(Mon) 07:56 |
[本のタイトル:ケ(ゲ)] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] [傾向:契約結婚] |
結婚相手紹介会社〈求む、妻〉を営むナタリーのもとに、ある日、新しい客が訪れた。会社経営者なのに兵士のように見えるその男性マイクは、一カ月後には結婚していたいという。仕事に必要な便宜上の結婚であり、すぐに離婚するつもりだとも。偽りの結婚に相手は紹介できない。ナタリーは断ったが、マイクは、花嫁への報酬として二百万ドルを提示してきた。そんな大金があったら、両親の借金を返済してあげられるのに…。ナタリーは気がつくと、自分でも信じられないことを口走っていた。「わたしではどうかしら?」。 |
三部作全部読んでいますが、1、2作目でずけずけものを言う女性にはモテるが結婚嫌いないつも革ジャン+ジーンズの独学で一財産築いた天才的プログラマーと描かれていた彼がヒーロー。 ぶしつけでオタク、というと結構外見ではなく中身勝負なイメージがあるのですが、そこはやはりミランダ・リー。長身短髪危険な印象、軍人上がりと見まごうような肉体派で手放しでハンサムという訳でないけれど(それは2作目ヒーローだ<誰がみてもハンサム)男らしいセクシーな感じらしいです。それが、以前の恋愛の失敗から男性に対して頑なな態度&服装をしているヒロインに対して、(契約結婚するからには)服装はこんな感じでとか、もっと生活にときめきみたいなのがあった方がもてたんじゃないのかとか、ずけずけ言っています(笑) いや、お前はファッション評論家か!とヒロインじゃなくともツッコミ入れたいような。 女性服や髪型に対するセンスがあってジムで鍛えまくっていて、女性をとっかえひっかえしているテクニシャンで、仕事中毒なコンピューターオタクって……なんか違う……違うよ…… もっとオタクって可愛いモンよね? と思いつつ。 ストーリーは意外に淡々と(ラブシーンはHOTでしたが)していてもう少しページ数があった方が心の葛藤とかが読めて良かったのでは、と思いました。前2冊読み返さないとなんともいえませんが、多分2冊目が一番この作者っぽかったし、良かったと思います。 結婚という名のビジネス 求む、妻3 |
■ 二週間のダーリン (I-1177)
更新日:2006/10/30(Mon) 17:52 |
[本のタイトル:ニ] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・イマージュ] [傾向:親友・近所] |
「アダム、私、ちょっと困ったことになっちゃって…」また始まった、ビアンカの“ちょっと困ったこと”が。アダムはビアンカの頼みに弱かった。幼稚園のころからの幼なじみで、おませな彼女にいつもかばってもらっていたとあっては仕方がない。しかし、今度の頼みばかりは聞き入れるわけにはいかなかった。なぜなら、ビアンカの夫のふりをしてくれというのだから。聞けば、大病をして気弱になっていた故郷の母親を喜ばせようと、ついアダムと結婚したと言ってしまったが、その母親が急に出てくるという。僕はビアンカを愛している。だからこそ、本当の夫婦になるならともかく、ふりなんてできない。アダムは冷たく断った。僕はやさしいだけの男じゃない!一方、ビアンカはあっけにとられていた。今までどんな頼みでも聞いてくれたアダムなのに、今回に限ってどうして。 |
笑った。 いやあ、これ、書評サイトさんでもヒロイン良かった、とヒロインわがまま、と2つの意見があったのですが。 そう言われるほどヒロインのキャラクターが生き生きしています。 今まで読んだハーレクインのヒロインって純真、とか芯の強いおとなしめみたいなイメージの方が強いのですが、これは(笑) ビアンカ(ヒロイン)は衝動的に(罪のない?)嘘をついちゃったのですが、自分が悪いことを認めるより嘘を塗り重ねて開き直るタイプ。幼なじみであるヒーローが自分にべた惚れなのには応えられないけど、拾ってきた犬を飼って欲しいとお願いする。本文にも「戸棚のクッキーを取り出したのを見つかったのに言い訳するいたずらっ子」みたいな事書かれています(笑) でも憎めないキャラなんだー ヒロインに感情移入するというより、ヒロインと友達になりたい!と思わせる感じ。 友達同士の男女が期間限定で肉体関係を持つうちにお互いに恋をしてしまう、という話はロマンス小説の王道ですが、そのなかでもこの作品は面白さでは私的上位に食い込みます。 二週間のダーリン |
■ 憂鬱な花嫁 (I−1112)
更新日:2006/11/20(Mon) 07:46 |
[本のタイトル:ユ] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・イマージュ] |
ついにこの日がきてしまった。今日は私の結婚式…。だが、ソフィアは幸せどころか憂鬱でしかたがなかった。なぜなら、おなかの子の父であるゴドフリーと結婚するのではなく、その弟のジョナサンと結婚しなくてはならないからだ。しかも、彼は、兄の死の床で交わした約束を守ろうとしているにすぎない。ゴドフリーの子供に幸せな生活を与えるための便宜的な結婚だ。ゴドフリーはあんなに穏やかで優しかったのに、ジョナサンは無愛想で、ただ威圧的なだけ。彼の前に出ると心臓は不安に速くなり、何を言うにも口ごもってしまう。でも彼は約束してくれた。結婚は形だけで、落ち着いたら離婚すると。それなのに誓いのキスは長いし、瞳の奥には情熱を秘めたきらめきが…。 |
意地張って人前では相手になかなか愛情を見せないタイプをツンデレとか言いますがまさにこのヒーローはそういうタイプ(笑) これ、HQを読んでいる、男はこの人くらいしかでていないという目で見ているので、こんな態度の裏ではきっとヒロインにめろめろなんだろうなあ〜と思うのですが、あまりにも素っ気なさ過ぎて普通だったらラブベクトルは向いてないと思うぞ。ヒロインが好かれていないって誤解するのも無理無いって。本当になかなかヒロインに対する愛情を感じ取るのが(読んでいる方でさえ(苦笑))難しいヒーローでした。 ツンツンツンツンツンデレッ? くらいの割合?ははは。 憂鬱な花嫁 |
■ 誘惑された夜 (R−2088)
更新日:2006/03/15(Wed) 18:09 |
[本のタイトル:ユ] [作者名別:ミランダ・リー] [出版社別:ハーレクイン・ロマンス] |
セクシーなドレスを身にまとい、バーに乗り込んだジェシーは、浮気調査の対象となる男性を見つけて見をみはった。写真で見るのと印象が違う。実物のほうがずっとすてきだわ。でも、この男性は妻から浮気を疑われている身なのだ。警戒しているところへ突然彼がやってきて、ダンスに誘われた。ダンスは信じられないほどすばらしく、一緒にホテルに行こうと熱くささやかれたときには、すでに抗うことなどできなくなっていた。だが、一片の理性がジェシーを押しとどめた。彼女は化粧室に行くふりをして、その場から走り去った。 |
さりげなく「プレイボーイの誘惑(3部作)」のスピンオフ。ヒーローの友人が2(恋より情熱的に)のヒーローだそうで(でも2には今回のヒーローの名前は出ていませんが)、途中ヒロインの上司に1(カサノヴァの素顔)のヒロインがなります。2の2人はラブラブクルーズ旅行に、1の2人は2人目のベビー妊娠中で喜んでいる模様。 それはさておき、この話。ほのぼのラブラブ。としか言いようがないのですが! ヒーローが説得力のある語りで商売しているせいで、ヒロインが途中彼の愛情を信じられなくなるのですが、それも簡単に納得しちゃうし。めろめろヒーローに癒されたいときに読むロマンスです。 ……がセクシーでHOTなミランダ・リー臭さ(笑)は余りないかもー。 誘惑された夜ハーレクイン・ロマンス |
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