ハーレクイン・テンプテーション |
■ いたずらな嘘 (T−458)
更新日:2006/03/09(Thu) 00:39 |
[本のタイトル:イ] [作者名別:ジェイン・サリヴァン] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
建築会社に勤めるレイチェルは今日が誕生日。南米にいる夫からはオフィスに薔薇の花束が届いている。医者として働く彼は滅多に帰ってこられないので明日からの夫婦同伴の社員旅行にも参加出来ない。 会社の人はレイチェルを気の毒がったが、彼女は平気だった。 なぜなら……夫など存在しないからだ。 この仕事に就くためにレイチェルは嘘をついたのだった。 書棚に飾ってある夫の写真も半年前に一度ベッドを共にした相手のものだ。ところが突然、夫に仕立てた男性がオフィスに現れる。 彼は配偶者になりすまし旅行にも同行すると宣言した。 彼女はパニックに陥った。同僚たちの前で夫婦を演じるというの? |
テンプ……の割りにホットなシーンが少なかったような…… 会社の受付嬢が面白かった。 社長のモットーである「楽しく仕事をしよう」を実践すべく、一人一人の誕生日にあっと驚くろくでもないプレゼントを用意する人。 「プレゼントがあるんだけどv」といわれたレイチェルは思わずヤメテーーと心のなかで叫んでいます(笑) 真面目で堅物なレイチェルは男性ストリッパーでも呼ばれたんじゃないかとびびる。 そんな彼女に受付嬢「私がそんなことすると思っているの?」といい、普通のケーキを渡す。 が。実は廊下に待機していたんですよねえ(笑) ↑そういう人。 油断させておいて、いざどっきりプレゼント〜と思ったそのときに、ヒーローが登場し、(離れて暮らしている旦那の突然の帰国の方がインパクトがあると思ったのか)呼ばれた人は即効でお役御免になるのですがね。 そこいらのやりとりが最初の25頁位なのですが面白かった。 誕生日でタイミングよく(悪く?)再会で。なーんてご都合主義っぽい設定ですが、そういうのも含めて(笑) このままテンション高く突っ走ってくれるかと思いきや、その後は普通のロマンスでした。 いたずらな嘘ハーレクイン・テンプテーション (T458) |
■ いとしのタラ (T−365)
更新日:2006/03/09(Thu) 00:28 |
[本のタイトル:イ] [作者名別:ジーナ・フェリス・ウィルキンズ] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
弁護士のタラは勤めていた法律事務所を首になり、今まで経験したことのない挫折感に打ちのめされていた。そんなとき、事務所が時々調査業務を依頼する私立探偵のブレークが、突然彼女のアパートメントに現れた。二年前、初めて彼を見たときから、これほど魅力的な人はいないとずっと思っていた。でも、タラは自分が、彼が興味を持ちそうな派手で色っぽい自由奔放なタイプの女ではないことくらい良く判っていた。そのブレークがちょっとした秘密の仕事に協力して欲しいという。何故私のところに来たのだろう? いぶかりながらも彼とアートギャラリーへ出かけたタラは、血だらけで床に倒れている男を見てしまう。 それがブレークと二人きりの危険な逃亡生活の始まりとなった…… |
サザンスキャンダル2 同作者「記念日には花束を」で大活躍した探偵のブレークとシリーズ1話のヒロインのいとこで元弁護士タラの話。 表紙が少し恥ずかしいです。 ブレークは前回もミステリアスだったのですが、今回も色々な面を見せてくれます。「記念日に〜」ネタはほとんど触れられず昔の事件で怪我した程度。あの登場人物とはそれっきりなんでしょうかねえ? しかしトラブルに巻き込まれやすい人と言うべきか。折角以前より気になっていたタラを慰めるために仕事にかこつけてディナーに誘ったのにねえ(微笑) いとしのタラハーレクイン・テンプテーション―サザン・スキャンダル (T365) |
■ エミリーに夢中(T−367)
更新日:2006/03/07(Tue) 11:26 |
[本のタイトル:エ] [作者名別:ジーナ・フェリス・ウィルキンズ] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
失踪した母や兄のスキャンダルの陰でひっそりと生きてきたエミリー。今ようやく、そうした生活にも終止符が打たれようとしている。長いこと病に伏していた父親が亡くなり、彼女をこの土地に縛りつける、あらゆるしがらみから解き放たれたのだ。家族の名前など知る人のいないところへ行き、自由きままに生きよう。エミリーは家を売って、生まれ育った町を離れることにした。その矢先、彼女が働いている銀行で横領事件が持ち上がり、容疑者の1人として、新任の警察署長ウェイドの質問を受ける羽目に…。事件のことで彼が家に立ち寄るたびに、エミリーは平静な気持ちではいられない自分に気づいた。ウェイドは背が高く、抗いがたい独特の魅力にあふれている。でも、彼とかかわってはいけない。私はもうすぐ町を出るのだから。 |
サザンスキャンダル3 新任警察署長とシリーズ1・2話のヒロインのいとこの話。 みんなに利用されまくりでいい人なヒロイン。だけどその裏には愛されたいと願っているひたむきな心があって、最後にヒーローから「彼女のために買った」アクセサリーを貰ったという記述は素敵でした。これヒーローの告白の台詞とかも良かったです。 エミリーに夢中―サザン・スキャンダル〈3〉ハーレクイン・テンプテーション |
■ サヴァンナのためらい (T−363)
更新日:2006/03/09(Thu) 00:28 |
[本のタイトル:サ(ザ)] [作者名別:ジーナ・フェリス・ウィルキンズ] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
今夜はもう少しこうしていたい。セクシーな男性の腕に抱かれて…。また、私を見ている。サヴァンナは野外に設けられたダンスフロアの向こう側に、ちらりと視線を走らせた。謎めいたハンサムな男性が椰子の木に寄りかかっている。二十代最後の冒険として、カリブ海に浮かぶ美しい島に一人で来ていた彼女は、気をつけなさいという警告の声を無視した。男性との本当に親密なひとときを一度ぐらいは経験してみたかったから。「踊ってくれませんか?」魅力的なほほえみに誘われるまま、その男性に自分の手を預ける。星空の下のダンス。高価なシャンパン。情熱のままに交わした熱い口づけ。夢のように完璧で、ロマンチックな夜だった。そして、どうしようもないほど彼に惹かれていった。だが、魔法の時間は瞬く間に過ぎ、サヴァンナは別れも告げずに島を出た。このとき忘れられない思いを抱いていたのは、彼女一人ではなかった。 |
サザンスキャンダル1 若い頃の過ちでシングルマザーになって10代の双子と実母4人家族の家計を支えているサヴァンナがヒロイン。 こつこつとお金を貯めて束の間の羽根伸ばしに来たヒロイン。(実際に実行するのは家計が厳しくて無理そうだけれど)このあらすじを読むと羽根伸ばしどころか嵌め外しのように感じられますが、実際はプラトニックで終わっています。そのせいかヒーローがべた惚れですv サヴァンナのためらい―サザン・スキャンダル〈1〉ハーレクイン・テンプテーション |
■ プロポーズは禁止 (T−406)
更新日:2006/11/20(Mon) 06:41 |
[本のタイトル:フ(ブ・プ)] [作者名別:ヴィッキー・L・トンプソン] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
株のブローカーとして超一流の腕を持つマークは、こと恋愛に関しては失敗続きだった。恋に恋する彼は、一度関係を持つとプロポーズせずにはいられない。 ところが結婚式直前にその過ちに気づくのだ。婚約を破棄した数は、なんとすでに五回。 親友のサムが、見るに見かねてマークにアドバイスした。雑誌”テキサス・メン”で文通相手を探し、手紙を通じて相手をよく知ってから本物のデートをすれば良い、と。 実際、その計画はうまくいった・・・少なくともマークはそう思った。 チャーリーとの手紙のやり取りは楽しくて期待に胸が膨らんだ。 そして文通を始めて三ヶ月後、ついに二人が顔をあわせた日、マークは彼女に恋をした。 心も、体も、我慢しきれないほどに |
ミニシリーズ「恋人はメールオーダーで」の中の1作。軽妙なロマンスです。この作者、今までコメディ系と思っていなかったのでちょっと嬉しい誤算。過去の5人の元婚約者は、DOA(damn ヒーローの名字 assの略)という被害者団体を作っておそろいのTシャツに会員証で会合を持っているそう(笑) いつも花婿付添人をやらされている幼なじみの親友にも入会を勧めたりして。親友は「タキシードはレンタルじゃなくて購入しておけば無駄金を使わずに済んだ。今度こそ慎重にやらないと花婿付添人を別の人にやって貰って、自分はDOAに入会してやる」とことあるごとにヒーローを脅します。(テンプだから結局その脅しも無駄にはなってしまうのですが) このDOAのTシャツ、紫色で白馬が後ろ足で蹴り上げている絵があって、小さく婚約者各自の名前と婚約解消された日付が入っているらしい(笑) 脇役ながらいい味出してます。ヴァイタリティあるなあ〜(感心するところではないだろう) しかし全員がベッドに関しては満足していたこのヒーロー。その点でマメな人です(爆) 前述の親友にも「お前は上手すぎるのが欠点だ」って。無駄な才能? プロポーズは禁止 |
■ 愛のオークション (T−360)
更新日:2006/12/11(Mon) 17:57 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:ローリ(ー)・フォスター] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
なんて大きいの!彼は雄々しく強そうで、野蛮とも言えた。オークションで競りにかけられたその男性と目が合うと、ブランディは金縛りにあったように動けなくなった。慈善活動の資金集めのため、姉が企画したイベントに、彼女は手伝いとして出席していた。筋骨たくましい男性がつぎつぎとステージに上がり、女たちは黄色い声をあげて、値段をつけていく。彼は最後の一人。驚いたことに姉がその男性を競り落としてしまった。おまけにブランディへの誕生日プレゼントだというのだ!今日の誕生日からこれまでと違った生き方をしようと決心はした。でもあんなに大きな男性を相手に、いったいどうしろというの。 |
心に傷を持ち、性に臆病になっているヒロインと、そんなヒロインにめろめろなヒーロー。ローリさんのお約束満載な1冊なのかも知れません。 オークション会場でうっとり見つめてきたヒロインに惹かれるヒーロー。ヒロインのトラウマを何となく感じ取り、我慢我慢。彼女優先で待ってくれます。自分をすごく欲している男の人が、それでも自分を尊重して待ってくれるっていうのがいいですよね。ローリさんの作品はほぼそんな傾向がありますが、そこがいい。ただ、ちょっとヒロインのトラウマはHQのページ数にしては重かったかな〜(ページ数にしてはって何さ?) タイトル……、確かにオークションネタなのでそうなんですが、内容的にはちょっと浮ついたタイトルに見える気がします。 愛のオークション (T−360) |
■ 記念日には花束を
更新日:2006/02/27(Mon) 18:46 |
[本のタイトル:キ(ギ)] [作者名別:ジーナ・フェリス・ウィルキンズ] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
愛するペイジと結婚して、今日でちょうど三週間、帰宅したゲイブを迎えたのは、一通の置き手紙だった。“私をさがさないで。ほんとうにごめんなさい”その後二年半もの間、彼はひたすらペイジをさがしつづけた。ついに遠く離れた町でペイジが見つかったという報告を受け、ひそかに彼女の自宅前で、本人が姿を現すまで待った。まちがいない、髪も目も色が変わっているが、あれはペイジだ。「お願い、私のことはほうっておいて。そばに寄らないで」ゲイブの目を見て、ペイジは彼の意志の強さを思い出していた。彼は今まで欲しいと思ったものを―心に追い求めてきた―大学進学も、事業も、私のことも。でも、どんなに彼が追ってきても、私は逃げなければならない。 |
ノンストップ2時間ドラマという感じ。ホットなシーンは少ないし、ロマンティックサスペンスの王道といえば王道な話なのですが、中身が凄く濃いと感じる本。ヒーローを喰ってしまいそうなくらい大活躍した私立探偵は是非スピンオフ読みたい!と思ったら、サザンスキャンダルというミニシリーズ2話「いとしのタラ(T365)」がそれっぽいです。読んでみなければ。 記念日には花束をハーレクイン・テンプテーション |
■ 偽りのラブレター―ベッドを間違えて (T−508)
更新日:2006/04/21(Fri) 14:48 |
[本のタイトル:イ] [作者名別:ジュール・マクブライド] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] [傾向:刑事・ボディガード・探偵] |
「ハッピー・バレンタインデー、モーガン」ヴァネッサはささやき、甘いため息をもらした。ついにモーガンが私のもとに忍んできてくれた。豊かなダークブラウンの髪、危険な黒い瞳、完璧な肉体。あこがれの彼を嫉妬させ、振り向いてもらうために、私を慕う匿名の崇拝者のふりをして、官能的なラブレターを書きつづったかいがあったわ。だが、めくるめく至福のときを過ごして目覚めた朝、ヴァネッサの目に彼の唖然とした表情が飛びこんできた。モーガンは口を開いた。「まさかあなただったとは!」。 |
最初ヒーロー視点で始まります。ヒロインに欲望は感じているけど雇用主の家族だからやめて、別のアプローチしてきた女とお勤め最後の夜を過ごそうと…… あらすじでネタばれしてるじゃん。というかヒロインが別のベッドで寝ているのくらい判らないのがシークレットサービスとしてどうよ? (いや、まあ、そうじゃなきゃこの話成り立ちませんが) しかし、頭がちがちの共産主義のヒロイン父の方が気がついているとは…… その後、ヒロイン父の政治手腕に徒なす爆弾魔が絡んできますが、ヒーローこれで腕利きとは正直信じられないようなところがありました。←話がどうとかよりそっちの方が気になっているし(笑) 偽りのラブレター―ベッドを間違えてハーレクイン・テンプテーション |
■ 恋愛のルール(T−187)
更新日:2006/11/12(Sun) 08:23 |
[本のタイトル:レ] [作者名別:ジーナ・フェリス・ウィルキンズ] [出版社別:ハーレクイン・テンプテーション] |
エリーズは二十八歳にして、欲しいものすべてを手に入れていた。美しい容貌、ニュースキャスターとしての輝かしいキャリア、快適な住まい、そして弁護士として活躍する申し分のない恋人ダスティン。彼とは、おたがい仕事第一の身として、束縛し合わない、自由な恋愛関係を結んで半年になる。しかし、その自由な関係が突き崩されるときがやってきた。この最新ニュースを聞いたら、ダスティンはどう思うかしら?エリーズは不安だった。これで二人のルールは否応なく変わることになる。彼女は訪ねてきたダスティンに恐る恐る打ち明けた。自分が妊娠したという事実を、ダスティンが父親になるという事実を…。 |
都会的な恋愛を楽しんでいたふたりができちゃった結婚するまでの話。ヒーローはなんだかんだ言ってヒロインにめろめろで、ヒロインが妊娠〜出産を隠すために田舎町に引っ込むのに(彼も仕事を辞めて)ついていきます。「子供なんてどうすればいいの?」と悩みつつ、ゆったりとした生活の中でお互いを深く知っていき…… という感じでこの作者のほんわかな感じが出ています。が、なんかこう全編「できちゃったよどうしよ〜」的な話なので、「恋愛のルール」というタイトルで想像されるようなロマンスという感じが余りせず、残念。 恋愛のルールハーレクイン・テンプテーション |
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