アン・マリー・ウィンストン |
■ あなただけ気がついて (D−571)
更新日:2006/04/24(Mon) 18:13 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
二歳の娘ジェニーをかばってトラックにひかれたキャリーは、気がつくと手術室に横たわる、ぼろぼろに傷ついた自分を見下ろしていた。待合室では、夫のベンが肩をふるわせ、娘は泣きじゃくっている。 “ベン、私はここよ、無事だったのよ! 泣かないで、あなた” キャリーは必死で呼びかけたが、その声は夫や娘には届かない。手術室の壁をなんの抵抗もなく通り抜けていたことに気付いた彼女は、自分が今まさに神に召されようとしているのだと悟った。 愛する夫と娘を置いて行くことなど出来ません。地上に返して下さい。願いが届いたのか、彼女の魂は損傷の少ない女性の遺体に入って蘇り…… キャリーの葬儀も終わり三ヶ月経ったある日、ベンの前に一人の女性が現れた。 「マリーナ・デヴェローです。隣に越してきました」握手を交わす。マリーナの手の感触に親しみを覚えながらも、ベンは知るよしもなかった。マリーナこそ最愛の妻、キャリーだということを…… |
超常現象ネタ。再会して二人は惹かれ合うものの、中身が死んだ妻だと言うと変に思われると打ち明けられず、打ち明けた後は今まで大人しく従うだけだった主婦業に疑問が出て来て…… 命が危ういと生きているだけで感謝なのですが、それが当たり前になると心の幸せを求めたくなる。そんなことを考えながら読んだ話でした。 マリーナの妹が出てくるスピンオフ「結婚は復讐の始まり(真実の花嫁3)」がありますが、本作から読んだ方がいいと思います。こちらを後から読んだらあっちが幸せそうだっただけになんかフクザツだったので。 あなただけ気がついてシルエット・ディザイア (D571) |
■ きみに捧げる愛 (D−829)
更新日:2006/05/19(Fri) 09:45 |
[本のタイトル:キ(ギ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
ディアドリーは数年ぶりにローナンに再会した。初めて彼と会ったとき、ディアドリーは夫の浮気に悩まされ、不幸な結婚生活を送っていた。ローナンと彼女はお互いに魅力を感じながらも、相手への思いを自分のなかに封じ込め、そのまま別れた。その後、夫と離婚し独身に戻ったディアドリーは、古い農場に住み、なんとか一人で生計を立てていた。そんなとき、ローナンが彼女の家に間借り人としてやってきたのだ。二人はまたたく間に激しい情熱で結ばれるが、その幸せも長くは続かなかった。ディアドリーの元夫が、再び彼女の人生を脅かしはじめ、そればかりか、ローナンまでもが彼女に嘘をついていたことが発覚したのだ… |
3部作:真実の花嫁2。 君に捧げる愛―真実の花嫁〈2〉シルエット・ディザイア |
■ ドクターを慕って―富豪一族 知られざる相続人〈1〉 (D-1134)
更新日:2006/09/10(Sun) 23:03 |
[本のタイトル:ト(ド)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] [シリーズ名:富豪一族] |
看護師のアリソンはドクターのケインを慕っているが、彼は富豪一族の一員で、雲の上の存在だ。ただ仕事の苦労や悩みを聞いてあげることだけが、彼女にできる唯一の愛情表現だった。ある日、いつもより深刻な顔をした彼を見て、アリソンは自宅に招いて話を聞くことにした。だが、彼を慰めるうちに、純潔を捧げてしまう。気まずさから縁を切られることを覚悟した彼女をよそに、ケインはあまりにも衝撃的な言葉を言い放った。「僕と結婚してほしい。君を妊娠させた可能性もあるから」。 |
富豪一族シリーズ。〜の肖像13冊・〜の花嫁6冊・〜の伝説16冊・〜の花婿の5冊の続編「知られざる相続人」の1冊目に当たります。 どうやらフォーチュン家いろいろ隠し子が出てきちゃったようです(苦笑) な新シリーズ説明編(笑) ちょっと、うーん、シリーズとしては尻切れトンボ。この犯罪は続きに引っ張っていくのかしら……? で、主役のロマンスは、いかにもA・M・ウィンストンな感じ。ヒロインにラブブなのに自分じゃそこまでの自覚はない。周りには丸わかり(笑) この作者好きだったら一読の価値はあります。保存版までではないかも。そんな微妙な本作。 途中「弱くて流されやすい人は罪悪か否か」という所でふたりの意見が分かれます。で、それに決着がついてないのに、喧嘩別れはできない〜ってノリでラブラブエンド。そこがね、尻切れトンボっぽい感じがしました。シリーズとして引っ張る部分があるのは判るのですが、ふたりの見解の違いには何らかの決着をつけて欲しかったな、と。←だって、こんな大きな事じゃなくっても、恋人になったら意見の相違って出ると思うのよ。その度にうやむやにはできないでしょう。と妙にリアルなツッコミをしてしまいました。 ドクターを慕って |
■ 愛を知らない億万長者 (D−982)
更新日:2006/04/17(Mon) 14:22 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] [傾向:契約結婚] |
フェイスは十二歳のときにボートの事故で父親を失った。残された母親も難病を患い、常に病状の悪化に怯えている。それでも大学生の今日まで苦労することなく暮らしてこられたのは若き億万長者ストーンのおかげだった。ストーンは父の親友の娘であるフェイスの後見人となり、借金を清算し、母親の治療費も負担してきたのだ。その事実を知ったフェイスは愕然とした。施しを受け続けるわけにはいかない。フェイスはストーンに全額を返済するために大学をやめ、ひそかに仕事を探して働きはじめた。だが、たちまちストーンに見つかってしまう。何か役に立ちたいと懇願するフェイスに向かって彼は言った。「それなら、僕の妻になってもらいたい」 |
漫画化と再販ってやっぱりタイアップしているんですかね……このタイミング。 漫画化されたのを先に読みましたが絵柄も話も可愛らしく○。そして、原作も違わず健気なヒロインとヒロインにラブラブのヒーロー。最後にちょっとおばかな真似をするのですが、それもまたお約束……かも。 愛を知らない億万長者シルエット・ディザイア (D982) |
■ 悪夢のあとには (D−914)
更新日:2006/04/22(Sat) 00:16 |
[本のタイトル:ア] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] [傾向:記憶喪失] |
リンの顔にはまだ、元夫の暴力による醜い傷跡や痣が残っていた。最後に受けた暴力はとくにひどく、病院で目覚めたときには、記憶まで失っていた。男性への恐怖心はいまだに消えなかったが、リンは立ち直ろうと、友人の兄キャルの牧場で家政婦として働きはじめた。キャルは元夫とは違い、ことあるごとに彼女をいたわってくれる。いつしかリンは、たくましいキャルに恐怖を感じなくなり、抱いていた感謝の気持ちも、愛に変わっていった。だがそんなとき、元夫の死体が発見され、リンは殺害容疑をかけられてしまった。記憶も戻らず、自分が殺人者かもしれないという思いに彼女は悩む。キャルへの愛も空回りするばかりで…。 |
「銀色の誘惑」のヒロインの異父兄がヒーロー。「銀色〜」にリンが交通事故を起こしたというくだりが出ています。ヒーロー、ぶっきらぼうだけど優しいお兄ちゃん系。心も身体も傷ついているヒロインを最後はとことん守ります。ヒロインも彼のトラウマのひとつ母親との確執を何とかしようと頑張ります。 表紙、ヒロインヒーローとも顔が出ていないのはディザイアでは珍しい方だと思うのですが、イイ感じです♪ 悪夢のあとにはシルエット・ディザイア |
■ 銀色の誘惑 (D−909)
更新日:2006/04/17(Mon) 14:05 |
[本のタイトル:キ(ギ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
デックはシルバー・ジェンセンに出逢ったとたん、今までになく激しい欲望が身体の中に沸き起こるのを感じた。だが、その後すぐにショッキングな事実を知る。まさか彼女が、あの憎きキャル・マコールの異父妹だったとは……。 いや、ショックを受けている場合ではない。 かつてキャルは僕の双子の妹の命を奪った。今度は僕がキャルの妹の心を奪って復讐するいい機会ではないか。 一方、シルバーはデックの存在を厄介に思っていた。 婚約者に裏切られてから、もう男性とは関わらないと決めている。男性はみな私ではなく、私の受け継ぐ財産にしか興味がないのだ。 でも、このハンサムで強引なカウボーイ、デックはいつの間にか私のうつろな心のなかに忍び込んできて…… |
復讐物ですが、ヒーローがヒロインに一目惚れ(?)している所から始まっているので、余り復讐という感じがしません。 ヒーローが最終的に、自分を責める代わりにキャルを責めていたと認め、和解したのが良かったです。 この異父兄キャルとこの作品にも出てきたアニーの話が「悪夢の後には(D−914)」だそうです。 銀色の誘惑シルエット・ディザイア (D909) |
■ 結婚は復讐の始まり (D−833)
更新日:2006/04/24(Mon) 15:13 |
[本のタイトル:ケ(ゲ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
親友チャールズが不慮の事故でこの世を去り、ジリアンは悲しみに沈んでいた。そして葬儀の日、思いもかけない人物が現れた。チャールズの兄、ダックスだ。なぜ彼がここに?私とチャールズを憎んでいるはずなのに。七年前、ダックスは私の婚約者だった。だが、私とチャールズの関係を疑ったダックスは、町を飛び出し、それ以来、戻ってくることはなかった。すべては誤解だったのだが、ダックスは今でも私たちを憎んでいる。それなのに、なぜ帰ってきたのだろう…。ジリアンの疑問は、葬儀のあとすぐに解けた。ダックスは彼女への復讐のため、ある計画を立てていたのだ。 |
3部作:真実の花嫁3。 結婚は復讐の始まり―真実の花嫁〈3〉シルエット・ディザイア |
■ 孤高の御曹子 (D−1053)
更新日:2006/04/04(Tue) 15:23 |
[本のタイトル:コ(ゴ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] [シリーズ名:バロン家の受難] |
十七の夏、シーリアは名家の御曹子リースと情熱的な時を過ごした。ところが、全身全霊を捧げたつもりでいた彼女のもとからリースが忽然と姿を消した。どうやら別の女性を妊娠させて責任を取るよう迫られたが拒否し、家族とも縁を切って行方知れずになったらしい。シーリアの初恋は無残に砕け散った。時が過ぎ、港の管理をする彼女の前に豪華なクルーザーが現れる。もの珍しさに近づくと、中から長身の男性が降りてきた。それは忘れもしない不実な御曹子、リース・バロンだった。 |
バロン家の受難10 カルロの次男リースの話。 恋人同士の再会モノではありますが、どちらかというと昔の恋愛を引きずっているというよりマリーナの事件の方が印象深い(苦笑)作品。 だって、ヒーロー、家出しないで無実(?)を証明することだって、もっと早く帰ってくることだって出来たはずだもん。ヒロインと結ばれなくて苦しんでいた系の再会モノとはちょっと違う感じ。バロンシリーズの他の人の近況も少し載っています。 孤高の御曹子―バロン家の受難〈10〉シルエット・ディザイア |
■ 後見人は億万長者 (D−1064)
更新日:2006/04/17(Mon) 14:12 |
[本のタイトル:コ(ゴ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
クリスティンは少女時代から後見人のデリクに憧れていた。妻を亡くして以来、心を閉ざす彼を慰めたいと、二十五歳になってまもなくプロポーズした。彼女の真剣な思いとは裏腹に、デリクはまともに取り合おうともしなかった。その後、彼のことは忘れて新たな人生を楽しむべく、クリスティンは別人のように女らしく変身した。だがデリクに今までにない欲望もあらわな目で見つめられ、彼女は再び乱れた心をどうすることもできなかった。 |
ヒロインは自分の仕事の傍ら、ヒーローの子供の面倒を見て、ごはんを作ってとかいがいしく尽くしています。それが当たり前と甘えきっている物語始めのヒーロー……そりゃ、ヒロインもいいかげん見切りつけたくもなるよ。その後のめろめろヒーロー度で帳消しにはなりましたが。 後見人は億万長者シルエット・ディザイア |
■ 試されたふたり (D−596)
更新日:2006/05/19(Fri) 09:49 |
[本のタイトル:タ(ダ)] [作者名別:アン・マリー・ウィンストン] [出版社別:シルエット・ディザイア] |
“彼ら”は私をどうするつもりなの? ピアノ教師のカロライナは、思いも寄らない事態にたじろいでいた。気がつくと、人間とは言えない得体の知れない生物に拉致され、見知らぬ男と密室に閉じこめられていたのだ。しかも、彼も自分も何も身につけていないし、部屋には身体を覆うものなど何もない…… 男は、恐怖と羞恥心で見も縮む思いの彼女の傍らにきて優しく抱き寄せ、頭上にまとめた髪をほどいて身体が隠れるようにたらしてくれた。 彼の話によると、ここはUFOのなかで、エイリアンが人間を調べるためにふたりを誘拐し、実験がすみしだい記憶を消して地上に戻すつもりだという。 それも、人間の生殖行動を観察するための調査の! そんなことが……カロライナは不意をつかれ、茫然となった。 |
あらすじだけ見てもすごい設定ですよね…… 主人公は男の方で、彼は何度もUFOに攫われているらしい(笑) ヒロインは完全被害者。だって宇宙人は人間の生殖活動を知りたいために、実験体(ヒーロー)の好みダイレクトなタイプを選んだだけなのです(笑) 試されたふたりシルエット・ディザイア (D596) |
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